2008-04-18 第169回国会 衆議院 外務委員会 第9号
在瀋陽日本総領事館への武装警官の侵入がありました。在上海日本総領事館員自殺案件がありました。我が国はこれに対して、中国に対して当然、外務省のデータを見ても、きちっと厳重な抗議をし、事実関係の究明を求めていると、これは上海領事館の館員の死亡に関して。瀋陽の方に関しては、同じように、強く抗議する、領事機関の公館の不可侵に反するものであり、ウィーン条約三十一条に抵触すると。
在瀋陽日本総領事館への武装警官の侵入がありました。在上海日本総領事館員自殺案件がありました。我が国はこれに対して、中国に対して当然、外務省のデータを見ても、きちっと厳重な抗議をし、事実関係の究明を求めていると、これは上海領事館の館員の死亡に関して。瀋陽の方に関しては、同じように、強く抗議する、領事機関の公館の不可侵に反するものであり、ウィーン条約三十一条に抵触すると。
初めに、中国・瀋陽日本総領事館における中国武装警官の無許可侵入についてお伺いをいたしたいと思います。 今回の事件ほど、私ども日本の世論というものが衝撃を受けた事件は少ないと思います。かつて、北朝鮮のテポドンが日本列島の上を飛び越えて太平洋に落下したあのときもかなりのショックを受けたわけでございますし、最近引き続く不審船との銃撃事件、これも私ども日本人に対し大きな影響を与えた。
先ほどちょっと瀋陽の領事館問題で、一点私質問漏らしたんですけれども、外務大臣、報道を見ますと、アメリカの上院で難民問題を扱う司法委員会の出入国管理小委員会、この小委員会で在瀋陽日本総領事館侵入連行事件をめぐる公聴会を近く開く方向で検討に入ったということを聞きました。当然、この公聴会が開かれれば、我が国政府の対応も議題対象になるということが十分考えられると思います。
今回の瀋陽日本総領事館事件につきましては、国際法上及び人道上の観点から、毅然として対処しつつ、早期解決に向けて全力を尽くす方針と認識しております。今後の対中ODAの実施につきましても、このたびの事件の推移やODA大綱を踏まえつつ、二国間関係等も総合的に勘案しながら検討していくものと考えております。 以上であります。(拍手)